【心理学】DaiGo著 男女脳戦略。【書籍レビュー】
どーも。今回はアウトプットも兼ねて読書記録を。
今回はDaiGoさんの『男女脳戦略。』
男性脳と女性脳の見分け方
まず、右手を出してください。
人差し指と、薬指、どちらが長いですか?
薬指の方が長い人は、男性脳
人差し指が長い人は、女性脳
だと言われています。これは、胎児の頃に受けたテストステロン(男性ホルモンの一種)の量で決まるらしく、テストステロンの量が多ければ薬指が長くなるそうです。
ちなみに僕は男性脳でした。みなさんはどうでしょう?
男性脳と女性脳の違いの原因
まず、脳は右脳と左脳に分かれていることはご存知だと思います。
・右脳は直感や感性を司る
・左脳は論理や言語を司る
と言われています。
そして、この右脳と左脳は脳梁という架け橋を渡ってお互いの情報を伝達し合うのですが、女性脳はこの伝達のやりとりが多く、男性脳は少ないそうです。
この右脳左脳間のやりとりの頻度の違いが、男性脳と女性脳の違いを生み出しているそうです。
男性脳と女性脳で考え方はここまで違う
・男性脳は、立場上優位に立ちたがり、女性脳は共感しようとする
何事も、独り占めしたいのが男性脳です。それとは逆に、シェアすることが前提なのが女性脳。
確かに、食事の場面を考えても、シェアしたがるのは女性が多いイメージがありますね。もちろん、脳の性質なので男性だけど女性脳を持っている、女性だけど男性脳を持っているということもあるそうです。
モノタスクとは、複数のことではなく一つのことに専念して行うことです。マルチタスクは、逆に複数のことを同時進行で進めることです。
マルチタスクが得意なのが女性脳、苦手なのが男性脳とも言えるでしょう。
・理屈で行動するのが男性脳、感情で行動するのが女性脳
メリットやデメリットを提示した上で、論理的に考えて行動するのが男性脳、それよりも自分の感情を優先するのが女性脳です。
・言って欲しいのが男性脳で、気づいて欲しいのが女性脳
これは本当にその通りで、僕なんかが言ってくれよ!と思ってしまいますが、そこまで察することが出来なければならないんですよね...と自戒をこめて。
思考の広がり方の違い
女性脳は、今起こっていることを未来まで広げようとする拡大思考。
男性脳は、今起こっていることが1番重要。
自己完結か自己関連か
自分に関係のあるものごとだけを考え、そうでないものは考えない自己完結型が男性脳。
自分に関係がないことでも自分のように考えるのが女性脳。
両者の違いを乗り越えてわかり合うために
ここまで見ただけでも、もう分かり合えるわけがないと思ってしまいますよね。笑
しかし、ここでわかり合うためには、お互いの脳の特性に「翻訳」することが大事だそうです。
つまり、
・理詰めな会話を感情で捉える
・感情的な会話を論理的に捉える
のように、自分とは違う特性の脳の考え方に翻訳することで、わかり合うことができるようになると。
その他、脳の違い別の特徴
・ながら作業が出来ないのが男性脳、ながら作業が得意なのが女性脳
・モノクロ系で服を統一したがる男性脳、好きな色だらけにしたい女性脳
・物欲が強い男性脳、人との関係性がほしい女性脳
・機能やスペックを重視する男性脳、イメージや雰囲気を重視する女性脳
・他人をいじって笑いを取る男性脳、自虐して笑いを取る女性脳
・話の中心が「私」の男性脳、話の中心が「わたしたち」の女性脳
確かになーと思う反面、ここは女性脳っぽいかも...と思う点も。まぁ完全にどちらかに分かれるということも無いんでしょうね。
脳に合わせたコミュニケーション術
・男性脳の人は、立場上優位に立ちたがるため、自尊心をくすぐられるような褒め方をする。ex.「〜できそう」「あなたには負けそう」「誰も勝てなそう」など
・女性脳の人は、共感に訴える。
ex.気を遣っていそうな人に「人の本心が見えて嫌になることない?」など
・男性脳は、能力ストレートに褒め、女性脳は過程やプロセスを褒める
・ウィンザー効果(直接言われるよりも他人から言われることの方が信頼度が高い)の違い。男性脳は立場上優位の人から褒められると喜び、女性脳は同期や同僚といった同じ目線の立場の人から褒められると喜ぶ。
・男性脳はホウレンソウ(報告、連絡、相談)の順序が好ましいが、女性脳はソウレンホウ(相談、連絡、報告)の順番が良い。
などなど、脳の違い別のアプローチ方法もたくさん取り扱われていました。
自分は考え方的には完全に男性脳だったなぁ...。女性脳はこう考えているんだ、ということがわかるだけでも随分コミュニケーションの形が変わるのではないかと思います。